「24時間換気すれば大丈夫」…本当でしょうか

知っておきたい「高気密・高断熱住宅」の真実。ヒートショック対策にもなるWB HOUSEの『温度差が少ない家』

  • 暖房をつけているのに、頭はのぼせて足元は寒い…
  • リビングは快適でも、廊下やトイレに出た途端にヒヤッとする…
  • お風呂の寒さが心配。ヒートショックが怖い…

マイホームを考えるとき、誰もが「暖かくて快適な家」を望みます。しかし、実はその「暖かい家」を目指したがゆえに、家族の健康や家の寿命を脅かす「思わぬ落とし穴」が潜んでいることをご存じでしょうか。

特に冬場で心配になるのが、部屋ごとの急激な温度差が引き起こす「ヒートショック」です。

本記事では、良かれと思って取り入れられてきた現代の家づくり技術がなぜ逆効果を生むのかを解説し、そして、ヒートショック対策としても有効な温度差が少ない家を実現するWB HOUSEという選択肢をご紹介します。

意外な真実:「高気密・高断熱」が家をビニールハウスに変えてしまった

約30年前、家を暖かく保つために「高気密・高断熱」化が進められました。家の隙間を徹底的になくすことで、屋内の暖かさを逃がさないという考え方です。

しかし、その結果、家全体がまるで「ビニールハウス」のように湿気を閉じ込める構造に変わってしまいました。

  • 家の傷みを早める:
    湿気がこもることで、構造材にカビが生えやすくなり、家の寿命を縮める原因に。
  • カビ・ダニの発生:
    結露による湿気は、家族の健康を脅かすカビやダニの温床を作り出します。

冬の暖かさを手に入れる代償として、家そのものの「健康」が損なわれてしまうという、皮肉な状況が生まれたのです。

昔の家

昔の家

隙間だらけで、冬は寒い

現代の家

現代の家

高気密高断熱の家=息のできないビニールハウス?

日本の家は本来、夏の湿気を逃がす「風通しの良い」造りでした。しかし、冬の暖かさを追求した結果、ビニールシートで家を覆い、湿気や化学物質がこもる「窒息した家」が増えています。これにより、家の構造材が内側から蒸れて腐るという、深刻な問題が起きています。

クリーンなはずの「24時間換気」が、汚染源になるリスク

高気密化で発生した「湿気」「シックハウス症候群」の問題を解決するために国が義務化し導入されたのが「24時間換気システム」です。しかし、この機械に頼った解決策もまた、新たな問題を引き起こします。

  • 冷暖房費の浪費:
    熱交換率の低い換気では、せっかく温めた(冷やした)空気をそのまま外に捨ててしまい、電気代の無駄につながります。
  • 機械への依存と故障リスク:
    電動機械である以上、電気代がかかり、故障すれば機能しません。
  • 深刻な衛生問題:
    最も深刻なのは、メンテナンスです。空気を送るダクトやフィルターは、わずか3〜5年でホコリがびっしりと溜まり、カビやダニの温床になり得ます。きれいな空気を送るはずのシステムが、逆に家の中の汚染源になってしまうケースが増えているのです。
汚れた機械換気のダクトやフィルター

24時間換気の空調の熱交換率は、精々50%で暖かくありません。また3年ほどで上の写真のようなダクトやフィルターとなり、管理に大変な労力やお金がかかります。

  • 長く厳しい法律との戦いの中、平成18年8月11日、大臣認定証書が交付され「WB工法で建てた家には24時間換気設備は不要である」と国が認めています。5万4千人の仲間とともに手にした価値ある認定です。詳しくはWB HOUSEの開発物語を御覧ください。

複雑な機械は不要!
WB HOUSEの「呼吸する壁」と「空気循環」という本質的な解決策

こうした現代の家づくりが抱える、「高気密・高断熱で温めた(冷やした空気を、24時間機械換気で外へ追い出す」という矛盾的な対処法に対し、WB HOUSEは、自然の力を賢く利用するというシンプルな答えを導き出しました。

真の快適さを実現する鍵は、「断熱能力が高く、湿気を抱えない家」そのものをつくることです。

WB HOUSEの「呼吸する壁」イメージ図

湿気をコントロールする「呼吸する壁」

高性能なスポーツウェアが汗を外に逃がすように、WB HOUSEの壁は透湿性の高い素材で作られています。さらに壁の内部に空気の通り道である「通気層」を設け、家の中から発生する湿気を構造の外へ排出します。

  • 湿気対策:
    まるで壁が呼吸するように湿気を追い出し、家の傷みを防ぎ、カビ・ダニの発生リスクを大幅に軽減。
  • 自動コントロール:
    換気口には形状記憶合金が使われ、気温に応じて自動で開閉。夏は開いて熱と湿気を逃がし、冬は閉じて暖かさを保ちます。

家の温度差を少なくするシンプルな空気循環

ヒートショックの原因となる部屋ごとの温度ムラを解消するために、高価で不衛生になりがちなダクト設備は必要ありません。使うのは、シーリングファンやシーリングサーキュレーターだけです。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという自然な対流を、ファンで緩やかに循環させるだけ。

この方法は、新築だけでなくリフォームでも効果的です。また、先述の機械換気のように「目に見えず掃除ができない」ダクト内のホコリとは違い、ファンに付いたホコリは「目に見えて、すぐに掃除ができる」という衛生的な安心感が最大のメリットです。

シーリングファンやシーリングサーキュレーターで自然な対流を緩やかに循環させるイメージ図

見てわかるその効果。天井と床の温度差、わずか2°C以内に。

サーキュレーター有無での温度差比較グラフ

これは、シーリングサーキュレーターのON/OFF時の天井と床の温度を実測したデータです。スイッチを入れるだけで、不快な温度差が劇的に解消されることが証明されています。この方法は、断熱効果の高い新しい家はもちろん、昔の寒い家でも効果を発揮するため、リフォームでの設置もおすすめです。 

WB HOUSE専用ファン B-35-DL

WB HOUSEのファンは静音性の優れた専用品を使用します。

状態天井と床の温度差
ファン・サーキュレーターを使用しない一般住宅5℃以上(寒い家では10℃以上も)
WB HOUSEわずか2℃程度に収束温度差が少ない家を実現し、ヒートショックのリスクを低減。足元の冷えを解消。

まとめ:あなたの家族の健康を守る、最も「自然」な選択

現代の住宅技術が複雑化する中で、WB HOUSEは、自然の理にかなったシンプルな仕組みで、以下の真の快適さを実現します。

  1. 高気密・高断熱の矛盾を解消:
    暖かさを維持しつつ、「呼吸する壁」で湿気を防ぎ、家の寿命と健康を守る。
  2. 機械換気の不安を解消:
    自然な換気とシンプルな空気循環で、ホコリやカビの温床となるリスクを排除。
  3. ヒートショック対策:
    温度差をわずか2℃程度に抑え、温度差が少ない家で家族の健康を守る。

最新技術が必ずしも最良の答えではありません。

複雑な機械に頼るのではなく、自然の力を賢く利用するWB HOUSEは、最も「自然」な家づくりの形と言えるでしょう。

新築・リフォーム・リノベーションをご検討の方へ

あなたの家づくりは、本当に「快適」で「健康」を考えたものになっていますか?

WB HOUSEは、ヒートショックの不安を解消し、カビやダニの少ないきれいな空気の中で、家族全員が安心して暮らせる温度差が少ない家を実現します。

まずは、WB HOUSEについて当社へお気軽にご相談下さい。見学会も適宜開催しておりますのでお越しいただければと思います。